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定期的に自己評価する

定期的に自己評価する


一定期間ごとに達成度を確認する

介護士がキャリアパスの目標に辿りつくためには、定期的に自己評価を行うことが大切です。目標にどれくらい近づいているのか、自己評価の時点で無事に達成できそうかを、一定期間ごとに確認しましょう。例えば、「3ヶ月後に夜勤を一人でこなせるようになる」という目標を立てたとします。そして1ヶ月後の自己評価では、一人でできる業務が増えたか、夜勤のシミュレーションをスムーズに行えるようになったかなどを確認します。
達成できそう、あるいは達成できた場合は、その理由も評価すると良いです。「先輩のアドバイスのおかげで、採血の技術が向上した」など、具体的な理由を挙げることで次の目標設定にも役立ちます。達成できそうにない、あるいは達成できなかった場合は、何が問題だったのかを評価することが重要です。原因が知識不足であれば、研修動画を視聴する、先輩に質問するなど具体的な対策を立てましょう。

簡単に目標をクリアした場合

キャリアパスの目標を立てても、意外と簡単にクリアする場合があります。そのときは、次の目標としてより高いレベルを設定するようにします。一定期間ごとの自己評価の際に、徐々に次のレベルを上げていくと、無理なくゴールに近づけます。
例えば、「3ヶ月後に夜勤を一人でこなせるようになる」という目標を立て、1ヶ月後の自己評価で既に達成できていたとします。この場合、次の目標として「1ヶ月後に、夜勤中に発生する急変時にも落ち着いて対応できるようになる」といった、より高いレベルの目標を設定します。あるいは、「後輩の指導をしながら夜勤に入れるようになる」というように、目標の範囲を広げる方法もあります。また、目標をクリアするまでの期間を短縮することも可能です。例えば、当初3ヶ月としていた期間を2ヶ月に短縮し、その期間で達成できるか試してみるのも良いでしょう。

達成が難しい場合

定期的に自己評価を行っていても、なかなか達成が難しいケースもあります。その場合、目標の難易度が高すぎるのかもしれません。もしも目標達成が難しいときは、目標を再設定するがおすすめです。目標を達成できないとモチベーションが下がるため、そうなる前に目標を見直すことが大切です。例えば、「3ヶ月後に介護福祉士の資格を取得する」という目標を立てたとします。しかし、仕事で忙しく勉強時間が確保できない、学習内容が難しくて理解に時間がかかるなどの理由から、資格取得が難しくなることもあるでしょう。このような場合は、目標を「3ヶ月後に介護福祉士の試験対策講座を受講する」に変更することもおすすめです。
資格取得もいきなりゴールを目指すのではなく、資格の勉強という過程があるため、そこに目標をシフトすると目標達成の可能性を高めることができます。また、目標を細分化することも有効です。例えば、「毎日1時間勉強する」「苦手な分野を重点的に復習する」など小さな目標を段階的に設定することで、モチベーションを維持しながら学習を進められます。目標を達成することで自信がつき、次の目標への意欲も高まるでしょう。

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